Zabbix Server 3.0 で Windows Server のサービスを監視|No IT No Life - おすぎやん サーバの設計・構築

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2016年12月6日火曜日

Zabbix Server 3.0 で Windows Server のサービスを監視

おすぎやんです。

Zabbix ではWindows Serverのサービスを監視し、サービスが停止したらメール等で発報することができます。

Zabbix Server 3.0 で Windows Server のサービスを監視する手順です。
今回は監視対象のサービスが実行中以外のときに障害と判断します。

前提として、Windows Server にZabbix Agentをインストールしておく必要があります。

Zabbix Agent のインストールがまだのかたはこちら。

Windows Server でZabbix Agent 3.0 をインストール(Windows Server 2016)

Zabbix Server のインストールがまだのかたはこちら。

Freebsd10.3 に Zabbix Server 3.0 をインストール【MySQL・Apache・PHP】



1.Zabbix Server アイテムの追加


サービス監視のアイテムを追加します。
アイテムを追加することで、監視項目の状態を取得することが可能になります。

Zabbix ServerにWEBでログインし、「設定」-「ホスト」をクリックします。

監視対象サーバの「アイテム」をクリックします。

「アイテムの作成」をクリックします。

アイテムの設定を記入します。
今回は「Active Directory Domain Services」サービスの監視を行う設定です。

名前  任意の名前を入力
     今回は「Active Directory Domain Services service is running」とします。

キー  service_state[<サービス名>]
     今回は「service_state[Active Directory Domain Services service is running]」とします。

アプリケーションの作成  任意の名前を入力
                 今回は「APP」とします。

入力後「追加」をクリックします。

これでアイテムの追加は完了です。


2.Zabbix Server トリガーの追加


サービス監視のトリガーを追加します。
トリガーを追加することで、アイテムの状態によってアクションで設定したメールで発報することが可能になります。

「トリガー」をクリックします。

「トリガーの作成」をクリックします。

名前を入力します。
今回は「Active Directory Domain Services service is down on {HOST.NAME}」とします。
{HOST.NAME}はZabbixのマクロでホスト名に設定されている値を自動で取得します。
「追加」をクリックします。

「選択」をクリックします。

さきほど作成したアイテムをクリックします。

関数を「前回の値 NOT N」に変更し、Nを「0」に変更し「挿入」をクリックします。
サービスの状態毎のNの値です。「0以外」なので「サービス実行中以外」は障害となります。

 0 - 実行中
 1 - 一時停止中
 2 - 開始待ち
 3 - 一時停止待ち
 4 - 続行待ち
 5 - 停止待ち
 6 - 停止
 7 - 不明
 255 - 該当サービスなし


深刻度を選択し「追加」をクリックします。

これで設定は完了です。

対象サーバで監視対象サービスを停止すると

Zabbix Serverで障害として検知されます。


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