Zabbix ではWindows Serverのサービスを監視し、サービスが停止したらメール等で発報することができます。
Zabbix Server 3.0 で Windows Server のサービスを監視する手順です。
今回は監視対象のサービスが実行中以外のときに障害と判断します。
前提として、Windows Server にZabbix Agentをインストールしておく必要があります。
Zabbix Agent のインストールがまだのかたはこちら。
Windows Server でZabbix Agent 3.0 をインストール(Windows Server 2016)
Zabbix Server のインストールがまだのかたはこちら。
Freebsd10.3 に Zabbix Server 3.0 をインストール【MySQL・Apache・PHP】
1.Zabbix Server アイテムの追加
サービス監視のアイテムを追加します。
アイテムを追加することで、監視項目の状態を取得することが可能になります。
Zabbix ServerにWEBでログインし、「設定」-「ホスト」をクリックします。
監視対象サーバの「アイテム」をクリックします。
「アイテムの作成」をクリックします。
アイテムの設定を記入します。
今回は「Active Directory Domain Services」サービスの監視を行う設定です。
名前 任意の名前を入力
今回は「Active Directory Domain Services service is running」とします。
キー service_state[<サービス名>]
今回は「service_state[Active Directory Domain Services service is running]」とします。
アプリケーションの作成 任意の名前を入力
今回は「APP」とします。
入力後「追加」をクリックします。
これでアイテムの追加は完了です。
2.Zabbix Server トリガーの追加
サービス監視のトリガーを追加します。
トリガーを追加することで、アイテムの状態によってアクションで設定したメールで発報することが可能になります。
「トリガー」をクリックします。
「トリガーの作成」をクリックします。
今回は「Active Directory Domain Services service is down on {HOST.NAME}」とします。
{HOST.NAME}はZabbixのマクロでホスト名に設定されている値を自動で取得します。
「追加」をクリックします。
「選択」をクリックします。
さきほど作成したアイテムをクリックします。
関数を「前回の値 NOT N」に変更し、Nを「0」に変更し「挿入」をクリックします。
サービスの状態毎のNの値です。「0以外」なので「サービス実行中以外」は障害となります。
0 - 実行中
1 - 一時停止中
2 - 開始待ち
3 - 一時停止待ち
4 - 続行待ち
5 - 停止待ち
6 - 停止
7 - 不明
255 - 該当サービスなし
深刻度を選択し「追加」をクリックします。
これで設定は完了です。
対象サーバで監視対象サービスを停止すると
Zabbix Serverで障害として検知されます。