Windows Server 2016 の DNS サーバで Aレコードを追加する手順です。
DNSサーバは、Domain Name System(DNS)の「名前解決」の機能です。
ホスト名やメールアドレスに含まれるドメイン名などといった名前などを問い合わせると対応するIPアドレス通知してくれます。
DNSサーバでは、ホスト名とIPアドレスを紐づけるAレコードを管理しています。
IPアドレスで接続しているサーバのAレコードをDNSサーバに登録することで、ホスト名でサーバに接続することが可能となります。
余談ですが、IPv4のレコードがAレコード、IPv6のレコードがAAAAレコード(クワッドエーレコード)と言います。
Windows Server 2016のインストールがまだのかたはこちら。
Windows Server 2016 インストール手順
Windows Server 2016 初期設定手順
DNSサーバはActive Directoryを入れると一緒にインストールされます。
Active Directory 環境を構築したいかたはこちら。
1.DNSサーバへAレコードの追加設定
今回はIPアドレス「192.168.184.91」のサーバへホスト名「websvr01」で接続するために、DNSサーバへAレコードを追加します。
管理者権限を持つユーザでログインし左下の「Windowsボタン」をクリックします。
「サーバマネージャー」をクリックします。
「ツール」-「DNS」をクリックします。
左ペインで「DNS」-「<DNSサーバ名>」-「前方参照ゾーン」-「<ゾーン名>」を選択します。
右ペインで右クリックし「新しいホスト(AまたはAAAA)」を選択します。
名前に「ホスト名」、IPアドレスに「IPアドレス」を入力後「ホストの追加」をクリックします。
逆引き(IPアドレスからホスト名を解決)したい場合には「関連付けられたポインタ(PTR)レコードを作成する」にチェックを入れてください。
確認画面が表示されるので「OK」をクリックします。
追加したAレコードが表示されていることを確認します。
確認作業です。
コマンドプロンプトを起動し、先ほどAレコードに追加したホスト名にpingを実行し、IPアドレスに変換されpingが実行されたことを確認します。