Windows Server 2016 で Sysprep を実行する手順|No IT No Life - おすぎやん サーバの設計・構築

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2017年12月25日月曜日

Windows Server 2016 で Sysprep を実行する手順

おすぎやんです。

Windows Server 2016 で Sysprep を実行する手順です。

Sysprepとは多数のコンピュータに同一のソフトウェア環境を展開するために一度あるコンピュータにWindowsをインストールし、必要な設定を行った後、それを複製して多くのコンピュータに導入するためのツールです。

インストールされたWindowsにはSIDというコンピュータ一台毎に固有の情報が設定されています。
仮想環境でWindows Serverをサーバイメージコピーしたり、テンプレート化するとSIDが重複したサーバがいくつもできます。
そのままイメージをコピーしただけでは、Active DirectoryやMicrosoft フェールオーバー クラスターを構築する際にSIDが重複していると失敗することがあります。
Sysprepを実行することで、複製イメージの作成時にSIDを削除し初回起動時に改めて設定し直すようにすることができます。 

Windows Serverのイメージをコピーする場合は、Sysprepを実行しておいたほうがよいでしょう

Windows Server 2016のインストールがまだのかたはこちら。

Windows Server 2016 評価版ソフトウェア ダウンロード

Windows Server 2016 インストール手順 


1.Sysprepの実行(サーバイメージコピー前)


Sysprepを実行すると、サーバの再起動 or シャットダウンされます。
Sysprep実行後、初回起動時に新たにサーバ設定を行うことができます。

サーバイメージコピー前のSysprepの実行手順です。

Administrators権限のあるユーザーでログインします。
「Windows」を右クリックし「ファイル名を指定して実行」を選択します。


「sysprep」と入力し「OK」をクリックします。


フォルダが表示されるので「sysprep」を実行します。

「一般化する」にチェックを入れ「シャットダウン」を選択後「OK」をクリックします。
「一般化する」にチェックを入れることでSIDの初期化が実行されます。
「再起動」を選択するとそのままOSが起動し初期セットアップが開始されてしまいます。

Sysprepが実行されサーバがシャットダウンします。
シャットダウンした状態でサーバのイメージをコピーします。

2.Sysprepの実行(サーバイメージコピー後)


サーバイメージコピー後サーバを起動します。
起動すると初期セットアップ画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。

「承諾する」をクリックします。

パスワードを入力し「完了」をクリックします。

ログイン画面が表示されれば完了です。




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