iSCSI のストレージ実装できる OSSの Openfiler をインストール手順です。
iSCSIとは、SCSIプロトコルをTCP/IP上で使用する規格です。ファイバーチャネルよりも安価にストレージエリアネットワーク (SAN) を構築出来るのですが、LANで接続する分サーバとストレージ間の転送量は低くなりボトルネックとなるリスクがあります。
今回は、サーバをiSCSIのストレージにすることができるオープンソース(無料)のOpenfileをインストールします。
Openfilerのバージョンは2.9です。
検証環境でSAN環境が実装できない場合に重宝します。
1.Openfile インストール ISOのダウンロード
まずはISOファイルをダウンロードします。
下記URLにアクセスします。
http://www.openfiler.com/community/download
画面の「↓」をクリックするとダウンロードが開始します。
2.Openfilerのインストール
先ほどダウンロードしたISOファイルを仮想サーバにマウントし、仮想サーバを起動します。今回の検証はVMware Workstationで行います。
仮想サーバはディスク 60GB×1(Openfilerインストール用)とNIC×2(管理用と業務用)の構成です。
インストール完了後に共有用のディスク60GBを追加します。
「Next」をクリックします。
「Japanese」を選択し「Next」をクリックします。
警告画面が表示されるので「Yes」をクリックします。
「Next」をクリックします。
警告画面が表示されるので「Yes」をクリックします。
IPアドレスを設定するため「Edit」をクリックします。
ここでは管理用のIPアドレスを設定します。
「Manual Configuration」を選択し「IP Address」と「Prefix」を入力します。
「Enable IPv6 support」のチェックをオフにし「OK」をクリックします。
Hostnameに設定するホスト名を入力します。
「Gateway」、「DNS」を入力し「Next」をクリックします。
Select Cityを「Asia/Tokyo」を選択し「System clock uses UTC」のチェックをオフにして「Next」をクリックします。
rootのパスワードを2回入力し「Next」をクリックします。
「Next」をクリックします。
「Reboot」をクリックします。
再起動が完了すると下記のような画面が表示されます。
これでインストールは完了です。
このまま設定を行いたいかたはこちら。
iSCSI のストレージ実装できる OSSの Openfiler Ver2.9の設定