Cisco Catalyst の初期設定で使用するコマンド等を紹介します。
今回はCisco Catalyst 2960で行います。
1.Cisco Catalyst 初期設定 準備
Cisco Catalyst 2960の設定はtelnetで行います。
今回はTeraTermを使用します。
TeraTermは下記からダウンロードできます。
https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/
Cisco Catalyst 2960を設定するためにはコンソールケーブルが必要です。
「RJ-45 DB-9 シリアルケーブル」(水色) と「USB to D-sub9ピン シリアルケーブル」(黒)を準備し接続します。
Cisco Catalyst 2960の前面パネルにあるコンソールポートにRJ-45シリアルケーブルを接続します。
PCのUSBポートにUSBを接続します。
ここでCisco Catalyst 2960の電源を投入します。
TeraTermを起動し、「シリアル」を選択後「OK」をクリックします。
コンソール画面に「Press RETURN to get started!」と表示されたら「Enter」キーを押下します。
「Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]:」と表示されるので「no」と入力し「Enter」キーを押下します。
これで通常のコンソールになります。
2.Cisco Catalyst 設定コマンド
Cisco Catalyst 2960のコマンド紹介です。
【モード変更】
特権モードへ変更
enable
グローバルコンフィグレーションモード(編集モード)へ変更
conf terminal
終了またはひとつ前のモードに戻る
exit
【本体設定(編集モードで実行)】
設定したパスワードを暗号化
service password-encryption
スイッチのホスト名を「XXXXXX」に変更
hostname XXXXXX
特権モードのパスワードを「XXXXXX」に変更
enable secret XXXXXX
タイムゾーンを日本時間に変更
clock timezone jst 9
VLAN Trunk Protocol(VTP)モードをオフに設定
vtp mode off
QoSのグルーバルの有効化
mls qos
【VLAN作成(編集モードで実行)】
VLAN101を作成しVLAN101の名前を「XXXXXX」に設定
vlan 101 name XXXXXX
Port1にVLAN101をアクセス可能に設定
interface GigabitEthernet1/0/1 switchport access vlan 101
【IPアドレス設定(編集モードで実行)】
VLAN101にIPアドレス「192.168.0.1/24」を設定
interface Vlan101 ip address 192.168.0.1 255.255.255.0
スイッチのデフォルトゲートウェイ「192.168.0.254」に設定
ip default-gateway 192.168.0.254
【NTP設定(編集モードで実行)】
ntp server 192.168.0.2 source Vlan101
【SNMP設定(編集モードで実行)】
snmp-server community public RO
SNMPサーバ「192.168.0.40」のサーバからコミュニティ名「public」でアクセス許可を設定
snmp-server host 192.168.0.40 public
【設定保存(特権モードで実行)】
設定した内容を保存
write memory
【設定確認(特権モードで実行)】
設定したコンフィグを確認
show running-config