Zabbix Server でCisco等のSNMP対応ネットワーク機器を監視するための設定です。
監視対象のネットワーク機器で各ポートのトラフィック量をグラフで確認することができ、ポートのリンクアップ・ダウン時にトリガーを発行させメールにて検知することが可能になります。
Zabbix ServerのLLD(ローレベルディスカバリ)を使用して、ネットワーク機器のポート数がいくつであろうとも自動的にアイテム・トリガー・グラフを生成してくれます。
前提として、監視対象のネットワーク機器にてZabbix ServerのIPアドレスからSNMPでアクセス可能にしておく必要があります。
Cisco Catlyst のSNMPアクセス許可の設定がまだのかたはこちら。
Cisco Catalyst 初期設定コマンド
Zabbix Serverのインストールがまだのかたはこちら。
Freebsd10.3 に Zabbix Server 3.0 をインストール【MySQL・Apache・PHP】
1.Zabbix Server ネットワーク機器監視設定
Zabbix ServerにWEBでログインします。
ダッシュボードより「設定」ー「ホスト」をクリックします。
「ホストの設定」をクリックします。
「ホスト名」「所属グループ」に任意の名前を入力しSNMPインターフェースの「追加」をクリックします。
「選択」をクリックします。
「Templete SNMP Device」にチェックを入れ「選択」をクリックします。
「追加」をクリックします。
「追加」をクリックします。
これで設定は完了です。
2.Zabbix Server LLD時間短縮
LLDの初期設定は3600秒(1時間)です。
1時間経過しないと、ネットワーク機器のポート情報が反映されません。
時間短縮の手順です。
ネットワーク機器の「ディスカバリ」をクリックします。
更新間隔を「3600→60」に変更し「更新」をクリックします。
60秒で反映されます。
LLD反映後は反映前は、アイテム:318、トリガー:39、グラフ:39に増えています。
これで設定は完了です。
さきほど変更した更新間隔を「60→3600」に戻しておきましょう。
3.ネットワーク機器トラフィック確認
先ほど監視対象に追加したネットワーク機器のトラフィックを確認する手順です。
「監視対象データ」-「グラフ」をクリックします。
ホストを「ネットワーク機器」、グラフを「トラフィックを確認したいポート」に変更します。
下記のようにトラフィック量がグラフで表示されます。
緑が送信トラフィック量、青が受信トラフィック量です。