CentOS 7.4 に Packstack で OpenStack Pike をインストール|No IT No Life - おすぎやん サーバの設計・構築

スポンサーリンク

2017年9月17日日曜日

CentOS 7.4 に Packstack で OpenStack Pike をインストール


おすぎやんです。

CentOS 7.4 に Packstack を使って OpenStack Pike をインストールする手順を紹介します。
米国時間2017年8月30日、OpenStack の16番目のバージョン「Pike」がリリースされました。
こちらのインストール手順となります。

OpenStackはIaaS環境構築のためのオープンソースのマルチテナント型クラウド環境構築および管理用のソフトウェア群です
OpenStackをつかってAWSのようなクラウドサービスを構築することができます。
OpenStackなら、ダッシュボードやコマンドからすばやくリソースを割り当てたり仮想サーバを作成することができます。

OpenStackは、Nova、Glance、Cinderなど、さまざまなコンポーネントから構成されています。
PackstackはOpenStackの自動一括インストールツールです。
コンポーネントごとに導入・設定用の設定ファイルを用意しておき、それをもとに一括インストールすることができます。

CentOSのインストールがまだの人はこちら

CentOS 7.4 のインストール手順



1.前準備


CentOS7.4インストール直後から開始です。
rootにスイッチしてください。
OSをアップデートします。

 # yum -y update

10分ほどで完了します。
NetWorkManager、ファイアウォールを無効にします。

 # systemctl stop NetworkManager
 # systemctl disable NetworkManager
 # systemctl stop firewalld
 # systemctl disable firewalld

2.Packstack で OpenStack Ocata をインストール


リポジトリを更新します。

 # yum install -y centos-release-openstack-pike

Packstackを使ってOpenStackをインストールします。

 # yum install -y openstack-packstack

Packstackを使ってOpenStackの一括設定を行います。
PackstackのAnswerファイルを作成します。

 # packstack --gen-answer-file answer.txt

先ほど作成したanswerファイルを編集します。

 # vi answer.txt

下記を編集し保存します。

CONFIG_DEFAULT_PASSWORD= → CONFIG_DEFAULT_PASSWORD=<任意のパスワード>
CONFIG_PROVISION_DEMO=y → CONFIG_PROVISION_DEMO=n
CONFIG_KEYSTONE_ADMIN_PW=<ランダム> → CONFIG_KEYSTONE_ADMIN_PW=<任意のパスワード>

下記コマンドを実行し一括設定を行います。
30分ほどかかります。

 # packstack --answer-file answer.txt

特にエラーが発生せずコマンドが完了すれば完成です
下記URLにアクセスします。

http://<OpenStackサーバのIPアドレス>/dashboard/

下記のログイン画面がでるのでユーザ名に「admin」、パスワードにCONFIG_KEYSTONE_ADMIN_PWに設定したパスワードを入力し「接続」をクリックします。

ログインできれば完了です。


スポンサーリンク