Zabbix Server 3.4 でWindows Server 2016 をSNMPで監視する設定の手順です。
またZabbix Serverのディスカバリルールの監視アイテム等の自動追加の反映時間を短縮する手順もあわせて掲載しています。
Zabbix Server 3.4 のインストールがまだのかたはこちら
【15分で完了】Docker で Zabbix Server 3.4をインストール
Windows Server 2016 のSNMPサービスのインストールがまだのかたはこちら。
Windows Server 2016 で SNMP サービスをインストール
1.Zabbix Server にホストの追加
SNMP監視を行うWindows Server 2016のホストを追加します。
Zabbix ServerにWEBでログインし、「設定」-「ホスト」をクリックします。
「ホストの作成」をクリックします。
「ホスト名」「表示名」「新規グループ作成」「エージェントのインターフェース」を入力します。
SNMPインターフェースの「追加」をクリックします。
SNMPインターフェースにIPアドレスを入力し「テンプレート」をクリックします。
「選択」をクリックします。
テンプレートを選択します。
「Template OS Windows SNMPv2」にチェックを入れ「選択」をクリックします。
上にある「追加」をクリックします。
下にある「追加」をクリックします。
1,2分待つと「SNMP」のアイコンが緑になります。
監視対象のサーバとSNMPで疎通が取れたということです。
赤の場合は、設定等を確認してください。
2.監視対象のアイテムを即時反映
Zabbix ServerがSNMPで監視を行うときは、ディスカバリの機能を使用してサーバのハードウェアを認識しそのハードウェアにあわせたアイテムやトリガーを自動生成します。ディスカバリには ある程度時間がかかるのですが、それを即時反映する手順を紹介します。
「設定」-「ホスト」の画面で「ディスカバリ」をクリックします。
ディスカバリルールの更新間隔が3600になっています。
つまり3600秒、1時間に1回更新を行うので、反映までに1時間かかります。
この更新間隔を変更します。
名前に「CPU Discovery」をクリックします。
更新間隔を「3600」から「60」に変更し「更新」をクリックします。
更新間隔が「60」に変更されたことを確認します。
同じ手順ですべてのディスカバリールールの更新間隔を60に変更します。
1分経過すると「アプリケーション」「アイテム」「トリガー」「グラフ」の数がそれぞれ増加していることが分かります。
念のため更新間隔はもとの「3600」に戻しておきましょう。