Twitterを見ていたら「無線LANケーブル」といツィートを見かけました。
メルカリに「無線LANケーブル」が売られている!?というのです。
WPA2の脆弱性の報道を受けて、セキュリティ意識がとても高いメルカリ民は無線LANケーブルをどんどん購入しているから、残り出品2点限りだぞ。高品位な無線LANケーブルが欲しい人は急げ!! pic.twitter.com/SbsKfVhc1x— うにたんは前科者になりました (@tana_p) 2017年10月16日
WPA2の脆弱性を受けて、こんなネタが出てきたんだと思います。
これはこれでネタですが、実際本当に「無線LANケーブル」が存在することをご存知ですか?
それが新幹線でも使用されているという事実を信じることができますか?
1.無線LANケーブル = 漏洩同軸ケーブル(LCX)
今回紹介するのは漏洩同軸ケーブル(LCX)です。
LCXとは何か、それは Leaky Coaxial cableです。
Leaky 漏れやすい
Coaxial 同軸
Cable ケーブル
同軸ケーブルとはTVに接続するちょっと太めで硬いあのケーブルです。
【Wikipediaより】
漏洩(ろうえい)同軸ケーブル (LCX (Leaky Coaxial cable)) は、外部導体に使用周波数帯に応じた形状の穴を開けたもので、電気信号を伝送するとともに、送受信アンテナとしても働く。
通常のアンテナの利用では電波が伝わりにくいような鉄道線路・トンネル・地下街等に沿って敷設し、列車無線などの業務無線・FM放送・携帯電話・無線LANなどを利用できるようにするために用いられる。
具体的にどういうことかといいますと、穴の開いた同軸ケーブルにWi-Fiの電波を通して穴からWi-Fiを漏らして使うためのケーブルです。
これって無線LANをするためのケーブル=無線LANケーブルですよね!?
しかもこれが新幹線で使用されているんです。
N700系車両では、列車無線を活用したインターネット接続サービスをLCXで提供しています。
実はLCXはBaffaloで販売していて購入することができるんです!
これを購入して「無線LANケーブル」としてみんなにドヤ顔してみては!?